出産後の体型戻しにおいて、帝王切開だと戻りが遅かったり何か変わるのだろうか?そう不安におもう人が多くいます。
「帝王切開の場合は自然分娩と比べ、お腹の皮ふと子宮を切っているため傷口の影響がありますよね?」
なので、傷口の回復を優先する必要があるため、自然分娩の人と比べてケアに慎重にならなければなりません。
帝王切開後に産後ダイエットを成功させるためには、傷口を修復させながら肌の保湿から骨盤のケア、効率よく筋肉を鍛えて代謝を上げることが、一番の近道になるのです。
この記事では、産後の体型戻しで帝王切開において必要なことを中心にお伝えしています。 しっかり傷口に対するケアをして、産後ダイエット・体型戻しを成功させましょう!
もくじ
帝王切開後は産後の体にどう影響する?
帝王切開と自然分娩において大きく違うことは、お腹の皮と子宮を切った後の傷口の修復があるかないかだけです!
傷口の回復には個人差があるので、産後の体型戻しは早い人と時間がかかる人がいることは分かりますよね?
まず、傷口を回復させないことには本格的な体型戻しはスタートできません。
出産後は傷口が回復しやすいように体を休めたり、皮ふが修復するために栄養を考えて食事をとったりと、ケアの仕方はいくつかあります。
お腹の皮ふに刺激が加わると傷口の回復に影響が出るので、傷口を保護するような保護テープを貼ることが大切です!
そして、子宮の傷口も産後にお腹が痛くなる原因の一つ。
お腹の皮ふとは違い、子宮は筋肉なので修復には時間がかかります。
大きく膨らんでいる子宮は収縮しながら元の大きさに戻っていくので、収縮するときに痛みを感じやすくなるということも覚えておきましょう!
自然分娩の場合は、出産直後から骨盤ベルトで骨盤を締めることが有効ですが、帝王切開での傷口があるため骨盤ベルトの使用は傷口の回復次第で使うようにすることが重要。
傷口の回復は一ヶ月検診で医師の判断のもとで経過を見ていき、自己判断でダイエットや無理な運動等は絶対に避けるようにしてくださいね。
帝王切開の場合の体型戻しで大切なことはとにかく焦らないこと!
焦って無理をすると余計に傷口の治りが悪くなるので、妊娠中から崩れているホルモンバランスや、カラダを整えることに専念することが大切です!
帝王切開後の体型戻しはいつから?
帝王切開後の体型戻しは先ほどお伝えしたように、傷口が回復してからがスタート。それまではカラダが回復しやすい環境に整えること。
なので、体型戻しはみんなと同じ出産直後から始まっているのです。
傷口が回復したら徐々に体を動かすようにしましょう!
始めは育児中に骨盤周りやお腹の筋肉を動かすように意識をして動かすようにしたり、家の周りを歩くなどしてとにかく体を動かすことが大事になります。
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産後は骨盤が開いているので、傷口に痛みがなければ骨盤ベルトで骨盤を締めてカラダを動かすこと!
骨盤ベルトは強く締めれば締めるほど効果があるわけではないので、適度に締めるようにして長時間つけないこと!
帝王切開も自然分娩もどれだけ体型を戻すための工夫をするかで戻る早さが違ってきます。
【産後ダイエット①】授乳中は激痩せする時期
「授乳中が一番痩せやすい時期だということは知っているのではないでしょうか?」
授乳による消費カロリーは約500キロカロリー。
これは約1食分のカロリー!
しかし、授乳をしていれば勝手に痩せると思い込んでいる産後ママは多く、食べ過ぎてしまうことでせっかく激痩せするタイミングを逃してしまうのです。
授乳中に食べ過ぎてしまったという人は、授乳後が終わった後の食事のコントロールがとても大切になります!
【産後ダイエット②】ストレスと食べ過ぎを防ぐ
帝王切開後の産後ダイエットは何度も言うようですが、切開した傷口をいち早く回復させること!
そのためには十分な睡眠と栄養、皮ふの保湿を忘れてはなりません。
出産後は赤ちゃんの夜泣きでゆっくり寝ることができないことも多いと思いますが、お昼に寝れる時間があれば寝たり・横になることが大事です。
カラダを横にするだけでも休めることができるので意識的に横になるようにしましょう!
仰向けの状態になり、大きく深呼吸することもカラダと頭を休ませる方法の一つなので実践してみてください。
深呼吸でリラックスすることで、産後のストレス予防にもつながります。
何回か深呼吸をすると全身に血流が行き渡るので頭もすっきりするはず!
慣れない育児と出産のダメージを受けているカラダはストレスを受けやすく、そのストレスを解消するために食べることに走ってしまい、ついつい食べ過ぎて太ってしまうケースがほとんど。
食べ過ぎは産後の体型戻しに大きく影響するので、ストレスを解消させる意識を持つことを忘れないでくださいね。
【産後ダイエット③】ストレッチと運動で血行を良くする
ストレッチは筋肉の収縮を意識して行うことで筋肉を動かすトレーニングにもなり、妊娠中から低下している筋力を戻すことにもつながります。
ウォーキングは日常生活で必要な腹筋・背筋・足腰を鍛えることができるので、無理をしない程度に歩くことが大切。
ただ歩くのではなく、お腹にへこませるようにして力を入れて歩くことで、産後の体型戻しに効果的なトレーニングになるので工夫することを心がけること。
こうしたストレッチや運動によって体を動かすことにより全身の血行が良くなるため、痩せやすい体の状態をつくることができます!
【産後ダイエット④】痩せないお腹には保湿がおすすめ!
産後は妊娠中に伸びたお腹がすぐに戻らず、たるみとなって残ってしまうことがほとんど。
この伸びたお腹の皮に対してちゃんとケアをしなければたるみどころか、しわや妊娠線も目立つようになってしまうので注意が必要。
伸びたお腹に対して、肌のターンオーバー(肌の代謝)をどれだけ高めるかが、お腹のたるみを引き締めて解消する方法でもあります。
そのためには肌への保湿は絶対に欠かせません!
産後の肌はホルモンバランスが崩れていることで乾燥しやすい状態になっており、乾燥していると伸びたお腹の皮は潤いがないため、縮みにくくなっている。
肌に潤いを与えるために保湿クリームをぬって肌を保湿することが超重要。
できるだけ保湿力と浸透力が高い保湿クリームを選ぶようにし、その中でも産後の肌のことを考えて作られた妊娠用の保湿クリームを使うことがポイント。
無添加やオーガニックといった産後の敏感な肌に対して刺激が少ない、安全性が高い保湿クリームを選ぶことも忘れずに。
【産後ダイエット⑤】下半身を鍛えることが効果絶大
産後ダイエットを効率よく成功させ最短で痩せるには、体の中で一番大きい筋肉がある太ももとおしりを鍛えること。
大きい筋肉は当然筋肉量が多いので、基礎代謝が増えやすいため痩せやすくなります!
産後は下半身を鍛えるスクワットが最も効率が良く、効果絶大!!
しかし、産後は体幹や腹圧が弱っているため、お腹にグッと力が入りにくい状態がほとんど。
スクワットをするときに産後ガードルを巻いて腹圧を高めることで、腹筋やお腹引き締め効果を出すことができるので、産後ベルトを使うことはかなりおすすめ!
産後骨盤ベルトまたは産後ショーツのどちらかを使ってみて、自分に合う方をつけてスクワットをしましょう。
スクワットをするときの腹圧やお腹の状態はとても重要。
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まとめ
帝王切開後の体型戻しは自然分娩と比べ、傷口の回復を優先にしなければならないため戻りは少し遅くなってしまいます。
戻りが遅くなることを分かった上で体型戻しを行うことがとても大切です。
傷口の回復のために皮膚への保湿、栄養・睡眠といった基本ベースを心がけ、後はしっかりカラダを動かせば大丈夫!
妊娠前のようなキレイなお腹に戻るように毎日のケアを頑張りましょう!