妊娠中、出産後にでべそになってしまう産後ママは少なくありません。
知り合いやお友達に、「でべそになったんだけど・・・」と相談するのも恥ずかしいもの。
自分も出産後にでべそになったので、なぜでべそになるのかを徹底的に自分で調べました!
そこで知ったのが、出産後は約9割以上の人がでべそになるということ。
そのときみんなでべそになるものなんだと知って、安心したのを思い出します。
とはいっても、「このでべそは早く解決したい!」とおもうのが本音!!
この記事では出産後のでべその解決方法をしっかりお伝えしているので、ちゃんと正しいケアをすれば大丈夫です。
一般的に産後のでべそは自然に戻ることが多いのですが、腹直筋離開という症状が起こっていると、でべそが戻らない可能性が高くなってしまうので要注意
でべそになる3つの原因と解決するために気を付けること、解決方法を一つひとつ見ていきましょう。
もくじ
産後にでべそになる「3つの原因」
妊娠中にお腹が圧迫される影響
妊娠中は、お腹の赤ちゃんが大きくなるとともに子宮も大きく膨らみます。
子宮が大きく膨らむことでお腹が圧迫され、おへその下にある臍輪(さいりん)が体内の脂肪や臓器を抑えきれずに押し出された結果、でべそとなってしまうのです。
出産後はお腹への圧迫はなくなりますが、でべそがそのまま残る形になることに。
妊娠中の体重の増え過ぎ
妊娠中はお腹の赤ちゃんや子宮が大きくなるのはみんな同じですが、食べ過ぎによってお腹が大きくなりすぎると、先ほどお伝えしたお腹への圧迫が大きくなるためでべそになりやすくなってしまいます。
しかし、妊娠中は運動不足が重なるためどうしても体重が増えやすく、太りやすくなってしまうのが現実。
出産後にでべそになりにくい人は、
妊娠中から体重が増え過ぎないように意識したり、伸びるお腹の皮ふが乾燥しないように保湿クリームをぬったり、水分をしっかりとるなどのケアをしっかりした人。
妊娠中にそういったケアや予防を徹底してできる人はそういないので、ほとんどの人がでべそになってしまうのもうなづけますね。
お腹の筋肉がさける腹直筋離開(ふくちょくきんりかい)による影響
腹直筋離開とは、お腹の一番表面にある腹直筋という筋肉が妊娠中に子宮やお腹が大きく膨らむことで、筋繊維が耐え切れずにさけてしまうことを言います。
イメージがつきにくいと思うので、この写真のような状態。
腹直筋はおへその横にくっついている状態なので、腹直筋離開になるとでべそになりやすいのです。
自分が腹直筋になっているかを確認する方法はコレ。
① 膝を立てた状態であおむけに寝る
② おへそをのぞきこむように頭を持ち上げる
③ その状態のままお腹の真ん中をさわる
そのときにへこみがあったら腹直筋離開になっているので自分で確認してみましょう!
腹直筋離開になっている人は、こんな症状を感じているので参考に
・お腹に力が入らない
・お腹が動く
・お腹に亀裂がある
・内臓が支えられていない感じがする
⇒ 産後のお腹が黒い原因は?黒ずみケアと対策でキレイなお腹に!
腹直筋離開はいつ治る?
産後のでべその大きな原因となっている腹直筋離開ですが、一体いつになったら治るのかが気になるところ。
2ヶ月、3ヵ月もたつと子宮は小さくなり、ぽっこりお腹もへこんでいくころですが・・・
2ヶ月、3ヵ月たってもぽっこりお腹がおさまらない場合は、食べ過ぎと開いた骨盤に注意
もし、半年~1年以上がたったにも関わらずぽっこりお腹が気になるときは、有無を言わさず開いた骨盤を産後ベルトとショーツで締めてエクササイズあるのみ!
エクササイズといっても、腹直筋離開が治っていない状態での腹筋運動は絶対にNG。
腹筋が正しい位置に戻っていない状態での腹筋運動腹直筋離開を悪化させるばかりか、ちゃんと治らないことにもつながるので気を付けましょう!
「産後のでべそを治すには腹筋!」と言われていたりしますが、間違ったやり方なので決して実践しないように。
腹直筋離開もでべそも、正しいケアをすることで早く治るということを忘れずに!
出産後の「でべそ」を改善する5つ方法
骨盤ベルトで開いた骨盤を締めて、腹圧を高める
「産後の体型を早くキレイに戻すには、出産によって開いた骨盤を締めて元の状態に戻すことが最優先だということは知っていますよね?」
骨盤が開いたままの状態だと産後の体型だけでなく、でべそも腹直筋離開もでべそも治りずらくなることを覚えておきましょう。
出産後の骨盤は開くだけでなくゆがんで傾くので、3方向に対応した骨盤ベルトが効果を発揮します!
産後ショーツでの骨盤の締め付けも開いた骨盤ケアにはおすすめ。
伸びたお腹の皮を保湿する
産後にでべそが目立つ原因となる、たるんで伸びたお腹の皮。
この伸びきったお腹の皮を縮めない限り、お腹の皮もたるんだままででべそも改善しません。
なので、産後はお腹の皮を縮めるためにしっかり保湿をすること!
保湿をすることで肌の代謝が上がるのでスムーズに皮ふが縮み、元に戻りやすくなります。
妊娠中から崩れた女性ホルモンの影響で、お腹の皮ふは乾燥しやすく敏感な状態になっているので、保湿クリームをぬることがお腹の皮ふに有効です!
保湿クリームは1日に1回ぬるのではなくこまめにぬることが大切!
薄くぬるのではなくたっぷりとぬるようにし、優しくマッサージするようにぬりこむことがポイント。
マッサージをすることでも肌の代謝を上げることができるので覚えておきましょう!
水分をたっぷりとり、カラダの内側からの保湿も忘れないでくださいね。
十分な睡眠と栄養をとる
産後にでべそになるのは妊娠中からのカラダの変化によるもの。
その中で、「でべそになる原因の一つとして腹直筋離開がありましたよね?」
腹直筋離開の原因も妊娠による女性ホルモンの影響なので、産後は十分な睡眠と栄養で体を休ませてホルモンバランスを整えることが大事なのです!
ホルモンバランスを整えることで腹直筋離開の原因となっている白線(腱)のゆるみが改善でき、でべそもへこみも元に戻るようになります。
出産後はゆっくり睡眠をとることが難しいので、寝る前は食事をしないなど睡眠の質を高める意識を持つようにしましょう!
子宮を収縮させる
お腹の皮を伸ばしている子宮をもとの状態に戻すことを、産後のでべそを改善する上においては忘れてはいけません。
子宮を収縮させるには先ほどと同じ、ホルモンバランスを整える必要があります!
子宮は授乳を行うことでオキシトシンをいう女性ホルモンが分泌されホルモンバランスが元の状態に戻りやすいので、できる限り授乳は行うように。
腹圧を高めるお腹へこましトレーニング
出産後に腹圧が弱いために現れる「でべそ」。
この腹圧を元の状態に戻すように鍛えなければ、でべそを改善することは難しいのです。
そこで有効なトレーニングはどこでもできるお腹へこましトレーニング!
立った状態でもできますが、仰向けで寝た状態の方が力も抜けリラックスできるので、初めは仰向けで行うことがポイント。
【お腹へこましトレーニングのやり方】
① 体の中の息をゆっくりと全部吐ききる
② お腹とおへそをへこませる意識を持ち、ゆっくりと鼻から息を吸い込む
③ そのままお腹とおへそはへこませたまま、ゆっくりと口から息を吐く
④ もう一度同じようにお腹とおへそを引っ込めながら大きく息を吸う
⑤ 息は吐かずにお腹の上に手を置き、その手を思いっきり3秒から5秒押し返す
⑥ お腹をへこませながらゆっくりと息を吐く
これを3セット~5セット行うと、お腹が熱くなってきます。
筋肉がしっかり動いて代謝が高まっているサインなので、産後のでべそを改善させるだけではなく、ぽっこりお腹やたるんだお腹、出産後の体型戻しにおいてとても効果的なトレーニングなので実践しましょう!
このトレーニングをしっかりすれば、産後のでべそは必ず改善します。
まとめ
産後にでべそになるのは妊娠中からのカラダの変化が原因なので、妊娠前の状態に体を戻すこと以外に産後のでべそを改善する方法はありません!
あるとすれば、お腹の皮ふを切除するなどの手術ぐらいです。
しかし、「でべその原因となっている腹圧が弱いままだと、出産後に崩れた体型は元に戻りにくいということはお分かりですよね?」
産後は腹圧を鍛えるためにお腹を動かしたり、トレーニングをすることもなかなか難しいので、骨盤ベルトで腹圧を戻すサポートするのがとにかく最強。
産後ショーツも腹圧を高めておしりとお腹周りを引き締めることにつながるので、できる腹圧ケア・骨盤ケアは絶対に必須!
やっぱり産後のカラダのことを考えて作られているものは違います!
産後はいかに妊娠前の状態に戻すように努力をするかが大切なことで、そのためには出産後のでべそを改善する5つの方法を実践すれば何も心配はいりません。
産後に現れたでべそを機に、でべそだけではなく産後の体型戻しも成功させましょう!